オスグットで諦めないで!スポーツ復帰を目指す筋肉からのアプローチ

「もうスポーツは諦めるしかないのかな…」その前に、読んでください

「先生、もう3ヶ月も安静にしているのに、全然良くならないんです」

診療室でこんな相談を受けることが、本当に多いんです。お母さんの表情には疲れと不安が浮かんでいて、その横で俯いているお子さんの姿を見ると、胸が痛くなります。

オスグットと診断されて、「安静にしてください」「成長期だから仕方ない」と言われ、大好きなサッカーやバスケットボール、バレーボールを休んでいる。それなのに、痛みは一向に良くならない。少し良くなったかなと思って練習に戻ると、またすぐに痛み出す。

「このまま治らなかったらどうしよう」「レギュラーから外されちゃうかも」「もうスポーツは諦めた方がいいのかな」

お子さんも、そして親御さんも、そんな不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください。諦めるのは、まだ早いかもしれません。

実は、オスグットが「安静にしても治らない」のには、ちゃんと理由があるんです。そして、その理由を理解して、適切なアプローチをすれば、スポーツ復帰への道は開けるんです。

久喜市のひのくま整骨院では、筋肉の機能回復に特化した神経筋整復法という施術で、多くのお子さんがオスグットの痛みから解放され、大好きなスポーツに復帰しています。

この記事では、なぜ安静だけでは治りにくいのか、筋肉からのアプローチがなぜ有効なのか、そして実際にスポーツ復帰を果たしたお子さんの事例も交えながら、詳しくお伝えしていきます。

諦める前に、もう一度だけ、希望を持ってみませんか。お子さんの笑顔を取り戻すために、私たちと一緒に頑張りましょう。

目次

安静にしても治らない、その本当の理由

「安静にしていれば治ります」

オスグットと診断されたとき、多くの医療機関でこう言われますよね。確かに、急性期の炎症が強いときには安静が必要です。でも、何ヶ月も安静にしているのに治らない。これって、おかしいと思いませんか?

実は、「安静にしても治らない」のには、明確な理由があるんです。

オスグットの痛みは、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が、膝のお皿の下にある骨(脛骨粗面)を強く引っ張ることで起こります。成長期で骨がまだ柔らかいから、引っ張られ続けることで炎症が起きて痛むわけですね。

「じゃあ、安静にして引っ張る力を減らせばいいじゃない」と考えるのは、とても自然なことです。実際、スポーツを休めば、激しい動きによる負担は減ります。

でも、ここに落とし穴があるんです。

安静にすることで「動きによる負担」は減りますが、「筋肉が骨を引っ張り続けている根本的な原因」は何も変わっていないんです。

想像してみてください。ゴムを強く引っ張っている状態で、そのゴムを使うのを止めても、引っ張る力自体は残ったままですよね。オスグットの筋肉も、これと同じような状態なんです。

なぜ筋肉が骨を強く引っ張り続けてしまうのか。それは、筋肉が正常に働けていないからなんです。

オスグットのお子さんの太ももを触ってみると、カチカチに硬くなっていることが多いんです。「筋肉が硬いってことは、筋肉が緊張してるってことでしょ?じゃあ、マッサージでほぐせばいいんじゃない?」と思われるかもしれません。

でも、実はそう単純な話ではないんです。筋肉が硬くなっているのは、緊張しているからではなく、筋肉が機能不全を起こしているサインなんです。

正常な筋肉は、力を入れるときは縮んで、力を抜くときは緩みます。この「縮む」と「緩む」の切り替えがスムーズにできるのが、健康な筋肉なんですね。

ところが、機能不全を起こした筋肉は、常に中途半端に緊張したまま、うまく緩むことができなくなってしまいます。力を入れたくても効率よく力が出せないし、休ませたくてもうまく休めない。これが「筋肉が働けない状態」なんです。

働けない筋肉は、同じ力を出そうとしても、余計に頑張らなければなりません。すると、骨への引っ張る力はさらに強くなってしまうんです。

つまり、安静にして動かさなくても、筋肉は常に骨を引っ張り続けている。だから、安静にしているだけでは根本的な解決にならないんですね。

さらに問題なのは、安静にしている間に、筋肉はどんどん弱くなっていくということです。使わない筋肉は衰えます。筋力が落ちると、スポーツに復帰したときに、弱くなった筋肉に急に負担がかかることになり、また痛みが再発してしまうんです。

「安静にする→少し良くなる→スポーツ再開→また痛くなる→また安静にする」

この繰り返しに陥っている方、多いのではないでしょうか。これは、筋肉の機能回復ができていないから起こる悪循環なんです。

体から発する痛みの信号を、一時的に我慢したり無視したりすると、その場では消えることが多くあります。でも、次に痛みが現れるときには、その時の危険信号を超える、もっと危険な状態に変化していることもあるんです。それを繰り返すと、最終的には重い障害につながることもあります。

だからこそ、「安静にする」だけでなく、「筋肉の機能を回復させる」というアプローチが必要なんです。

筋肉が本来の働きを取り戻せば、骨への過度な引っ張る力が減ります。炎症が治まり、痛みが軽減します。そして、スポーツに復帰しても再発しにくい体になるんです。

「でも、どうやって筋肉の機能を回復させるの?」そう思われますよね。それが、次にお伝えする神経筋整復法なんです。

筋肉の機能回復がスポーツ復帰のカギ!神経筋整復法とは

ひのくま整骨院で行っている神経筋整復法は、まさに「筋肉の機能回復」に特化した施術方法です。

神経筋整復法は、PNF(固有受容性神経筋促通法)療法の理論をベースに、春日スポーツ医学研究所の春日啓先生が研究開発された手技療法です。筋肉の筋代謝力を向上させることを目的としています。

「筋代謝力」って難しい言葉ですよね。簡単に言うと、筋肉がエネルギーから力を生み出すシステムのことなんです。車で例えるなら、ガソリンをエンジンで燃やして動力に変える、そのエンジンの性能のようなものです。

オスグットのお子さんの筋肉は、このエンジンの調子が悪くなっている状態なんですね。ガソリンは入っているけど、うまく燃焼できない。だから効率よく力が出せないし、無駄に頑張らなきゃいけないから疲れやすい。

神経筋整復法では、この「エンジンの調子」を整えていきます。

具体的にどういうことをするのか、もう少し詳しく説明しますね。

筋肉の中には、「感覚受容器」という小さなセンサーがたくさんあります。このセンサーが、「今、筋肉がどのくらい伸びているか」「どのくらい力が入っているか」といった情報を、神経を通じて脳に送っているんです。

脳はその情報を受け取って、「もっと力を入れなさい」とか「もう少し緩めなさい」といった指令を、また神経を通じて筋肉に送り返します。このやり取りがスムーズに行われることで、筋肉は適切に働くことができるんですね。

ところが、筋肉が機能不全を起こすと、このセンサーの感度が鈍くなってしまいます。すると、脳に正確な情報が届かなくなり、脳からの指令も筋肉にうまく伝わらなくなる。このコミュニケーション不全が、筋肉が働けない大きな原因なんです。

神経筋整復法では、この感覚受容器を適切に刺激することで、神経のコミュニケーションを回復させます。

感覚受容器が刺激されると、感覚神経を通じて中枢(脊髄・脳)へ情報が伝達されます。すると、中枢器官は刺激を受けた筋肉だけでなく、それに関連する筋肉たちも働かせるために、運動神経へ情報伝達を行うんです。

運動神経の末端である神経終末から、筋肉内の神経筋接合部に伝播されて、筋肉が活動を起こす。この一連の神経回路を「神経反射弓」と呼びます。神経筋整復法は、この神経反射弓を整える施術なんです。

筋肉の活動量が増えると、酸素と栄養が必要になりますよね。すると、血液の運搬に関係する血管の働きも活発になります。これは副交感神経の機能促進にもつながるため、自律神経系にも良い影響を与えることができると考えています。

つまり、神経筋整復法は、単に筋肉をほぐすだけでなく、神経系、血管系、自律神経系まで含めた、体全体のシステムを整える施術なんです。

久喜市内で神経筋整復法を行っているのは、ひのくま整骨院だけです。

多くの医療機関では、電気治療器を使った施術が主流です。確かに、最新の医療機器は素晴らしい技術ですが、当院では機械に頼るのではなく、患者さん自身が持っている自然治癒力を引き出すことを大切にしています。

優しい手技療法で、一人ひとりの体の状態に合わせた、その人だけの施術プランを組み立てていきます。

オスグットの場合、痛みが出ている膝だけでなく、太ももの筋肉、お尻の筋肉、股関節周りの筋肉、さらには骨盤や腰の筋肉まで、全身のバランスを見ながら施術を進めていきます。

なぜなら、膝の痛みは膝だけの問題ではないからです。体は全体でひとつのシステムとして働いています。どこか一部の筋肉の機能が落ちると、それをかばうように他の筋肉に負担がかかり、バランスが崩れていきます。

例えば、お尻の筋肉がうまく働いていないと、太ももの筋肉がそれをカバーしようとして余計に頑張らなければならなくなります。すると、太ももの筋肉は疲れて機能が落ち、膝への負担が増えるという悪循環に陥ります。

だからこそ、痛みが出ている場所だけでなく、根本的な原因にアプローチすることが大切なんです。

神経筋整復法で筋肉の機能を回復させると、筋肉が本来の力を発揮できるようになります。すると、骨への過度な牽引力が減り、炎症が治まり、痛みが軽減していきます。

そして何より大切なのは、筋肉の機能が回復することで、スポーツに復帰しても再発しにくい体になるということなんです。

「弱いから鍛える」という一般常識がありますが、実はこれが間違っていることもあるんです。筋肉に異常があるから、痛かったり重かったりする。つまり、筋肉はあるけど働けないことが問題なんです。

筋肉が落ちているから鍛えるというのは、実は危険な場合もあります。筋肉が機能停止してしまっている筋線維が多いから落ちているのであって、そこに筋肉に負荷をかけてトレーニングを行うと、まだ働けていた筋繊維にさらに負担をかけることになり、かえって状態を悪化させてしまう可能性もあるんです。

だからこそ、まずは働けなくなっている筋肉を目覚めさせること。筋肉の機能を回復させることが、オスグット改善の、そしてスポーツ復帰への第一歩なんです。

整形外科で言われる「オスグットの常識」を知っておこう

ひのくま整骨院の考え方をお伝えする前に、一般的な医療機関ではオスグットがどのように説明されているのか、しっかりと理解しておくことも大切です。

整形外科などの医療機関では、オスグット・シュラッター病は次のように説明されることが多いです。

オスグット・シュラッター病は、成長期のお子さん、特に10歳から15歳くらいの時期に多く見られる膝のスポーツ障害です。太ももの前側の大きな筋肉(大腿四頭筋)は、膝のお皿(膝蓋骨)を経由して、すねの骨(脛骨)の上の方にある脛骨粗面という部分に付着しています。

成長期には、この脛骨粗面の部分がまだ軟骨の状態で柔らかいんです。そこに、サッカーやバスケットボール、バレーボールなど、走る・跳ぶ・蹴るといった動作で繰り返し強い力が加わると、筋肉が骨を引っ張り続けることになります。

その結果、脛骨粗面の部分に炎症が起こり、骨が徐々に盛り上がってきます。症状が進むと、骨の一部が剥がれてしまうこともあります。これがオスグットの痛みの原因だと説明されます。

診断は、問診と触診、そしてレントゲン検査で行われます。膝のお皿の下を押すと痛みがある、脛骨粗面が突出している、レントゲンで骨の変化が確認できる、といった所見があれば、オスグット・シュラッター病と診断されます。

そして、一般的な治療方法は以下のようなものです。

基本は保存療法とされます。まず第一に、スポーツ活動を休止または制限して、膝への負担を減らすことが推奨されます。痛みが強い場合は、アイシングで炎症を抑えます。湿布や消炎鎮痛剤などの薬物療法も併用されることがあります。

大腿四頭筋のストレッチが指導されることも多いですね。筋肉の柔軟性を高めることで、骨への牽引力を減らすという考え方です。また、サポーターやテーピングで膝を保護することもあります。

物理療法として、温熱療法や電気治療が行われることもあります。

痛みが非常に強い場合や、骨片が大きく剥離している場合には、手術が検討されることもありますが、これは稀なケースです。

治療期間については、「成長が止まるまで痛みが続くこともある」「数ヶ月から1年以上かかることもある」と説明されることが多いです。基本的には、成長が終われば骨が固まって、自然に症状は落ち着くとされています。

スポーツ復帰については、痛みがなくなり、日常生活に支障がなくなってから、徐々に運動を再開していくという段階的なアプローチが取られます。

予後については、「成長期を過ぎれば多くの場合は治る」「ただし、骨の突出は残ることがある」「運動機能には問題ないことが多い」と説明されます。

このような説明と治療方針は、決して間違っているわけではありません。医学的に確立された標準的な治療法であり、実際にこの方法で症状が改善するお子さんもたくさんいらっしゃいます。

でも、こんな疑問を感じたことはありませんか?

「もう半年も安静にしているのに、なぜ治らないの?」「同じスポーツをしている他の子は、なぜオスグットにならないの?」「安静にして良くなっても、スポーツを再開するとまた痛くなるのはどうして?」

実は、オスグットになるお子さんとならないお子さんの違い、治りやすいお子さんと治りにくいお子さんの違いは、骨の成長具合だけではないんです。

筋肉の使い方、筋肉の機能状態、体全体のバランスが大きく関わっているんですね。

ひのくま整骨院が考える「オスグットが治らない本当の理由」

ひのくま整骨院では、オスグットの痛みを少し違った角度から捉えています。

痛みには大きく分けて3つの種類があります。

一つ目は、ケガや感染に関する炎症性疼痛。二つ目は、水腫や腱鞘炎などの代謝性疼痛。そして三つ目が、筋肉の閾値の低下による痙攣性疼痛です。

オスグットの多くは、この3つ目の痙攣性疼痛に分類されると考えています。もちろん、炎症性疼痛の要素もありますが、根本的な原因は筋肉の問題なんです。

「筋肉の閾値の低下」って難しい言葉ですよね。閾値というのは、「いきち」と読みます。境界線、限界点という意味です。

簡単に言うと、筋肉が正常に働ける限界点が下がってしまっているということなんです。例えば、本来100の力を出せる筋肉が、機能低下によって50の力しか出せなくなっている。そこに60の負荷がかかったら、もう限界を超えてしまって痛みが出る、というイメージです。

本来、筋肉はいくつもの筋肉が連続性、協調性、拮抗性を持って働くことで、スムーズな動きを作り出しています。

例えば、膝を曲げるときには、太ももの前の筋肉が緩んで、太ももの裏の筋肉が縮む。膝を伸ばすときは逆に、太ももの前の筋肉が縮んで、太ももの裏の筋肉が緩む。この絶妙なバランス、この連携プレーで、私たちはスムーズに動くことができるんです。

ところが、このシステムが崩れると、筋肉がこわばるように常に緊張状態になってしまいます。緊張したまま動き続けると、筋機能の低下が起こります。

そして、筋肉への負荷がその時点の筋肉のシステムキャパシティを超えてしまったときに、「これ以上は危険です!」という信号として、痛みが出るんです。

オスグットで痛みが出ているお子さんの体を検査すると、太ももの筋肉だけでなく、お尻の筋肉、腰の筋肉、股関節周りの筋肉など、広い範囲で筋肉の機能低下が見られることが本当に多いんです。

筋肉の機能障害がシステムのバランスを崩すと、関節周囲の均衡も崩れてしまいます。すると、関節にゆがみが起こり、関節の隙間が狭くなったり、腱の通り道がずれてしまったりします。

これによって関節の動きがさらに崩れ、骨と腱の間で摩擦が発生して熱を生み、痛みを起こすという悪循環に陥ってしまうんですね。

オスグットの場合、膝のお皿の下で、大腿四頭筋の腱(膝蓋靭帯)が脛骨粗面を引っ張り続けています。でも、なぜそんなに強く引っ張ってしまうのでしょうか。

それは、大腿四頭筋が正常に働けていないからなんです。筋肉が機能低下を起こすと、力を出そうとしても効率的に力が出せません。すると、同じ動きをするのにも、より強く引っ張らないといけなくなる。これが骨への過度な負担につながっているんです。

さらに、太ももの筋肉だけの問題ではありません。

例えば、お尻の大きな筋肉(大殿筋、中殿筋)は、立つ、歩く、走る、跳ぶといった動作で、股関節を安定させる重要な役割を果たしています。このお尻の筋肉がうまく働いていないと、太ももの筋肉がそれをカバーしようとして、余計に頑張らなければならなくなります。

股関節の動きが悪かったり、骨盤の位置がずれていたりすると、膝への負担はさらに増えます。腰や背中の筋肉の緊張も、下半身のバランスに影響を与えます。

つまり、膝に痛みが出ているからといって、必ずしもそこだけに原因があるわけではないんです。痛みが出ている場所と、痛みの原因がある場所は、違うことが多いんですね。

だからこそ、ひのくま整骨院では、痛みが出ている膝だけでなく、全身の筋肉のバランス、関節の動き、体の使い方まで総合的に評価して、一人ひとりに合った施術プランを組み立てています。

神経筋整復法で筋肉の機能を回復させることで、筋肉が本来の力を発揮できるようになります。すると、骨への過度な牽引力が減り、炎症が治まり、痛みが軽減していきます。

そして、筋肉の活動量再試行日続けるが増えることで血流も改善します。血流が良くなると、疲労物質の代謝が促進され、組織の修復も進みやすくなります。これが根本改善につながっていくと、私たちは考えています。

筋機能の向上が血管の末端の集合管の再構築を促すことで、疲労の代謝を促し、改善しようとする良いサイクルが起こります。このサイクルが重なることで、痛みを出す必要のなくなる体内環境を構築することができると考えています。

よく「弱いから鍛える」という考え方がありますよね。確かに、筋力トレーニングは大切です。でも、オスグットの場合、この考え方が逆効果になることもあるんです。

筋肉に異常があるから、痛かったり重かったりする。つまり、筋肉はあるけど働けないことが問題なんです。

筋肉が落ちているから鍛えるというのは、実は筋肉が機能停止してしまっている筋線維が多いから落ちているのであって、そこに筋肉に負荷をかけてトレーニングを行うと、まだ働けていた筋繊維にさらに負担をかけることになってしまいます。

例えば、10人で仕事をしていたチームで、7人が動けなくなってしまったとします。残りの3人で頑張っているところに、「もっと頑張れ!」と負荷を増やしたらどうなるでしょうか。3人も倒れてしまいますよね。

筋肉も同じなんです。まずは、動けなくなっている7人を復活させること。全員が働けるようになってから、チーム全体を強化していく。これが正しい順序なんです。

だからこそ、まずは働けなくなっている筋肉を目覚めさせること。筋肉の機能を回復させることが、オスグット改善の、そしてスポーツ復帰への第一歩だと考えています。

機能が回復した筋肉は、効率よく力を発揮できるようになります。無駄な緊張が減り、骨への負担が減り、痛みが出なくなる。そうなってから、徐々に運動負荷を上げていけば、再発しにくい強い体を作ることができるんです。

諦めかけていた中学3年生バレー部の女の子が復帰できた理由

ここで、実際にひのくま整骨院で施術を受けて、スポーツ復帰を果たした患者さんの体験談をご紹介します。

来院されたのは、バレーボール部に所属する中学3年生の女の子でした。身長は160センチ、体重は52キロくらいの標準的な体格で、ポジションはセッターでした。

1年前から両膝のお皿の下に痛みを感じるようになり、整形外科を受診したところ、両膝のオスグット・シュラッター病と診断されたそうです。レントゲンでは両側の脛骨粗面の突出が確認されました。

「成長期だから仕方ない。痛みが強いときは運動を控えて、ストレッチをしっかりやってください」と指導され、痛み止めの湿布を処方されました。

でも、中学3年生。最後の大会が控えています。痛みを我慢しながら練習を続けていたそうです。半年ほど前からは、ジャンプの着地だけでなく、階段の上り下りや、正座をするときにも激痛が走るようになってしまいました。

他の接骨院にも何軒か通ってみたそうです。マッサージや電気治療を受けましたが、その場は少し楽になっても、また練習をすると痛みが戻ってしまう。3ヶ月ほど部活を休んでみたこともあったそうですが、復帰するとまた痛くなる。

「もう最後の大会には出られないかもしれない」「レギュラーから外されるかも」そんな不安と焦りで、本人も精神的に追い詰められていたそうです。

お母さんが「何か他に方法はないか」と必死にインターネットで調べて、当院の神経筋整復法のことを知り、「最後の希望です」と言って来院されました。

初診時の検査では、両膝の脛骨粗面の突出と圧痛が確認できました。膝を深く曲げることができず、しゃがむこともかなりつらそうでした。正座は痛みで全くできない状態でした。

太ももの筋肉を触ると、カチカチに硬くなっていました。でも、これは筋肉が強いのではなく、機能不全を起こしているサインなんですね。

さらに詳しく体全体を検査してみると、やはり太ももだけの問題ではないことがわかりました。

まず、仰向けに寝てもらって、股関節の動きを確認しました。股関節を内側に回す動き(内旋)、外側に回す動き(外旋)、どちらも硬くて、動きが悪くなっていました。

次に、うつ伏せに寝てもらって、腰からお尻、太もも、膝、すねにかけての筋肉と関節のバランスを確認しました。すると、腸腰部(腰からお尻の深い部分の筋肉)、大腿部、膝関節、下腿部、すべてに捻転やバランスの崩れが見られました。

さらに、骨盤の位置も左右でずれていました。これらすべてが、膝への負担を増やしていたんです。

初回の施術では、まず骨盤の位置を整えるところから始めました。そして、腸腰部・大腿部・膝関節・下腿部の捻転を調整し、関節の並びを正しい位置に戻していく施術を行いました。

施術中、「あ、なんか股関節が動きやすくなってきました」と驚いた様子。施術後にもう一度膝を曲げてもらうと、「さっきより全然楽です!」と嬉しそうに報告してくれました。

痛みのレベルを聞くと、10段階で9だったのが、5くらいまで減ったそうです。初回で症状の半分近くが軽減しました。

「本当ですか?こんなに変わるなんて信じられない」とお母さんも驚いていらっしゃいました。

でも、ここで大切なのは、「良くなったからすぐに練習を再開する」ということではないんです。まだ筋肉の機能は完全に回復していません。ここで無理をすると、また元に戻ってしまいます。

私たちは、段階的な施術計画を立てました。まずは週に2回、関節の調整を中心とした施術を続けること。そして、痛みが軽減してきたら、筋肉の機能をさらに高める施術に移行していくこと。

2回目、3回目と施術を重ねるごとに、膝の曲げ伸ばしがスムーズになっていきました。4回目の施術後には、正座もできるようになりました。

5回目からは、筋肉の機能をさらに高めるための施術に移行しました。股関節の動きを改善する施術、膝の動きの質を高める施術などを組み合わせて行いました。

7回目の施術後、「先生、昨日試しに軽くジャンプしてみたんです。痛くなかったです!」と嬉しそうに報告してくれました。

でも、ここでもすぐに全力練習に戻すのではなく、段階的に運動負荷を上げていくことが大切です。まずは軽いジョギングから始めて、痛みが出ないことを確認してから、徐々に強度を上げていく。

合計12回の施術を終える頃には、痛みはほぼ消失していました。バレーボールの練習も、全力でできるようになりました。ジャンプの着地も、スパイクも、痛みを気にせずできる。

そして何より嬉しかったのは、最後の大会に出場できたことです。後日、お母さんから「先生のおかげで、娘は最後の大会に出ることができました。試合後、泣きながら『諦めなくて良かった』って言ってました。本当にありがとうございました」というメッセージをいただきました。

この患者さんのケースで大切なポイントは、膝だけでなく、股関節、骨盤、腰まで含めた全身のバランスを整えたことでした。そして、段階的に施術を進め、焦らずに筋肉の機能回復を待ったことです。

「早く良くなりたい」「早く試合に出たい」という気持ちはとてもよくわかります。でも、焦って無理をすると、かえって回復が遅くなったり、再発してしまったりすることもあるんです。

体の声をしっかり聞きながら、段階的に回復していくこと。これが、確実にスポーツ復帰するための近道なんです。

もちろん、すべての患者さんが同じような経過をたどるわけではありません。症状の程度、どのくらいの期間痛みを我慢していたか、年齢、スポーツの種類などによって、改善までの期間は変わってきます。

でも、筋肉の機能を回復させるというアプローチで、多くのお子さんが痛みから解放され、大好きなスポーツに復帰できているのは事実です。

そして何より、再発しにくい体を作ることができるんです。

諦めないで。一緒にスポーツ復帰を目指しましょう

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

もしかしたら、今あなたは、こんな気持ちでいらっしゃるかもしれません。

「もう何ヶ月も安静にしているのに良くならない」「いろんな病院や接骨院に行ったけど、どこも同じことしか言わない」「このままスポーツを諦めるしかないのかな」「子どもが落ち込んでいる姿を見るのがつらい」

その気持ち、本当によくわかります。大切なお子さんの痛みを何とかしてあげたい。大好きなスポーツを続けさせてあげたい。そんな親心と、「もう無理なのかもしれない」という諦めの気持ちの間で揺れ動いていらっしゃるのではないでしょうか。

でも、諦めないでください。

オスグットは、適切なアプローチで改善を目指すことができる症状です。「成長期だから仕方ない」「安静にするしかない」と言われ続けてきたかもしれませんが、筋肉の機能を回復させるという別のアプローチがあるんです。

痛みを我慢し続けることは、お子さんの体にとっても、心にとっても良いことではありません。体から発する信号を一時的に我慢すると消えることが多くありますが、次に現れるときには、その時の危険信号を超える危険な状態に変化していることもあります。それを繰り返すと、重い障害につながることもあるんです。

大切な成長期に、痛みのために好きなスポーツを諦めたり、思い切りプレーできなかったりするのは、本当にもったいないことです。

中学生、高校生の時期は、スポーツを通じて仲間と協力すること、目標に向かって努力すること、挫折を乗り越えることなど、たくさんの大切なことを学ぶ時期でもあります。その貴重な経験を、痛みのために失ってほしくないんです。

ひのくま整骨院では、神経筋整復法という筋肉へ直接アプローチする施術で、お子さんの体が持っている自然治癒力を引き出し、根本からの改善を目指しています。

一人ひとりの体の状態をしっかりと検査し、その人だけの施術プランを組み立てます。電気治療器に頼るのではなく、優しい手技療法で、患者さんに寄り添いながら施術を進めていきます。

久喜市内で神経筋整復法を行っているのは、ひのくま整骨院だけです。

「本当に良くなるのかな」「今までいろんなところに行ったけど、また同じなんじゃないかな」そんな不安もあるかもしれません。その気持ち、本当によくわかります。

でも、その不安を抱えたまま痛みを我慢し続けるよりも、まずは一歩踏み出してみませんか。

初回のカウンセリングでは、今までの経過、痛みの状態、どんな治療を受けてきたか、どんな不安を抱えているかなど、じっくりとお話を伺います。そして、体全体を詳しく検査して、痛みの本当の原因を探っていきます。

「うちの子の場合は、どのくらいで良くなりますか」というご質問もよくいただきます。正直にお答えすると、実際に体を診てみないと、はっきりとしたことは言えません。でも、初回の検査で、ある程度の見通しをお伝えすることはできます。

そして何より大切なのは、「一緒に頑張りましょう」という気持ちです。私たちは、患者さんと二人三脚で、改善を目指していきます。

お子さんが痛みを気にせず、思い切りスポーツを楽しめる日が来ることを、私たちは心から願っています。そして、そのお手伝いをさせていただきたいと思っています。

「諦めなくて良かった」「先生に出会えて良かった」「また全力でプレーできるようになった」

そんな言葉を、一人でも多くのお子さんから聞きたい。それが、私たちの願いです。

お子さんの笑顔を取り戻すために、一緒に頑張りましょう。ひのくま整骨院は、あなたとお子さんを全力でサポートいたします。

諦めないでください。希望はあります。まだ間に合います。一緒にスポーツ復帰を目指しましょう。

🌟 諦める前に、まずはご相談ください 🌟

オスグットで悩んでいるお子さんと親御さんへ

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📍 所在地:〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7

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まずはお気軽にご相談ください。一緒に解決策を見つけましょう。

オスグットの痛みは、適切なアプローチで改善を目指すことができます。お子さんの大切な成長期を、痛みではなく笑顔で満たすために、そして大好きなスポーツを思い切り楽しめるようになるために、ぜひひのくま整骨院にご相談ください。

あなたとお子さんのご来院を、心よりお待ちしております。

諦めないでください。希望はここにあります。

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