首を動かすと痛い時の原因と対策

ブログ 2025/6/9 2025/6/9

朝起きて首を回したら「痛っ…」と感じたことはありませんか？
その首の痛み、放っておくと悪化する可能性もあります。
本記事では「首を動かすと痛い」症状の原因や対策、
そして整骨院での施術方法について分かりやすく解説します。
久喜市で安心して通える整骨院をお探しの方も、ぜひご覧ください。

首を動かすと痛い…その症状とは？

「朝起きたら首が痛くて回せない」「振り向く動作で鋭い痛みが走る」
そんな経験はありませんか？
首の痛みは、日常生活に大きく影響する不快な症状です。
動かしたときに痛みが出る場合、多くは筋肉や靭帯の緊張・炎症、
または関節や神経に何らかのストレスがかかっている状態です。

痛み方には個人差があり、以下のようなパターンがあります：

これらはいずれも、筋肉・神経の機能不全や炎症が原因であることが多く、
早期の対応が重要です。

首の痛みは、「どの動きで痛むか」が原因解明の手がかりになります。
以下は、よく見られる動作別の痛みとその関連箇所です：

「寝違えた」と言う方の多くは、朝起きた際に突然首が痛くなる症状を訴えます。
この寝違えとは、首周囲の筋肉や靭帯が一時的に炎症を起こした状態で、
一晩中不自然な姿勢で寝ていたことが引き金となることが多いです。

一方、頚椎捻挫は交通事故や転倒など、明確な外力によって
頚部の関節や靭帯、筋肉が損傷する状態です。
寝違えとの主な違いは以下の通りです：

スマートフォンの長時間使用により、首が前に出た姿勢が習慣化すると、
ストレートネックと呼ばれる状態になります。
本来カーブしているはずの頚椎が真っすぐになることで、
筋肉や関節、神経に余計な負担がかかるのです。

その結果：

特にスマホを下に向けて見る姿勢は、首に約4〜5倍の重さの負荷をかけるとも言われています。
「何となく首が重い」「寝ても疲れが取れない」という方は、
ストレートネックを疑ってみる必要があります。

姿勢を崩したまま長時間座っていると、首や肩、背中の筋肉は
持続的に緊張状態になります。
特に以下のような姿勢が習慣になっている方は注意が必要です：

これらの姿勢では、首の後ろ側に過度な負担が集中し、
筋肉や靭帯、神経の働きが低下します。
結果として、ちょっとした動作で痛みが出やすくなります。

就寝時の首のサポートが不十分だと、一晩中、首が緊張状態になります。
以下のような寝具環境は、首の痛みを引き起こしやすくします：

特に首のカーブ（頚椎前弯）を適切に保てない寝具では、
起床時に「寝違えたような痛み」が出やすくなります。

ひのくま整骨院では、枕の選び方や寝方のアドバイスも行っています。
セルフケアとしての寝具見直しは、再発予防にもつながります。

神経筋整復法とは、神経と筋肉の機能回復を目的とした独自の手技療法です。
神経終末の「神経筋接合部（シナプス）」の働きを高め、
筋肉の緊張やこわばりを無理なく、安全に、自然に緩めていく施術です。

一般的なマッサージや整体と異なり、
患者さんが力を入れたり、抵抗をかける必要はありません。

施術者が関節を動かしながら、ごくわずかな加圧を加えることで、
筋肉と神経の協調性を整えます。

神経筋整復法の要となるのが「ゴルジ腱器官」への刺激です。

ゴルジ腱器官は、筋肉の末端（腱）にあるセンサーのような役割を持ち、
過度な緊張や収縮を感知すると、それを抑制しようと働きます。

施術では、緩めたい筋肉がまたぐ関節を最大可動域まで動かし、
そこにわずかな加圧を継続的に行うことで、この器官を活性化させます。

結果的に、筋肉は防御的な緊張を解き、
本来のしなやかさを取り戻すのです。