こんにちは。埼玉県久喜市にある「ひのくま整骨院」院長の日隈(ひのくま)です。
駅の階段や歩道橋、ご自宅の階段を前にしたとき、「階段を降りるときに膝が怖い」と感じて、思わず足がすくんでしまうことはありませんか?
「手すりをギュッと握らないと降りられない」「膝がガクッと抜けそう…」そんな不安を抱えながら、毎日を過ごされているあなたへ。この記事は、画面の向こうで一人悩むあなたへ届ける、私からの手紙のような気持ちで書きました。なぜ上りではなく下りで怖さや痛みが出るのか、その理由と体の中で起きている不思議な仕組みについて、優しく丁寧にお話しさせていただきますね。
階段を降りるとき膝が怖い…そのお悩み、お一人で抱え込んでいませんか?
平らな道を歩いているときはそれほど気にならないのに、階段に差し掛かった途端、なんとも言えない緊張感が走ることはありませんか?
「一段一段、おそるおそる足を下ろしている」「後ろから人が来ると焦ってしまう」「以前のようにトントンと軽やかに降りられない」……。そんな日常の小さな我慢や恐怖心は、知らず知らずのうちに心にも大きな負担をかけてしまうものです。
▼ こんなお体のサインを我慢していませんか?
- 階段を降りるとき、膝のお皿の周りやお皿の下がズキッと痛む
- 体重をかけた瞬間、膝がカクンと抜けてしまいそうな頼りなさを感じる
- 階段を降りるときだけ、膝の奥で「コキコキ」「ポキッ」と音が鳴る
- 下りるのが怖くて、エレベーターやエスカレーターを遠回りして探してしまう
「もう歳だから仕方がないのかな」「運動不足で足の筋肉が衰えてしまったせいかしら」と、ご自身を責めてしまっている方も多いかもしれません。
でも、決してあなたのせいではありませんよ。
これまで毎日、お仕事や家事、ご家族のためにたくさん歩き、体を支え続けてきてくれた証拠なのです。膝が出している「怖い」「つらい」というサインは、体からの大切なお便りです。どうか一人で抱え込まず、少しだけお体に耳を傾けてあげてくださいね。
一般的な医療機関での見立てと対処法
階段の下りで膝に不安や痛みを感じたとき、整形外科などの医療機関を受診されると、レントゲン撮影などの検査を経て以下のような傷病名・説明を受けることが一般的です。
・変形性膝関節症(へんけいせい ひざかんせつしょう)
加齢や日々の負担によって、関節のクッションである軟骨がすり減り、関節の隙間が狭くなることで違和感や痛みが生じる状態です。
・膝蓋大腿関節症(しつがいだいたい かんせつしょう)や膝蓋靱帯炎(しつがいじんたいえん)
膝のお皿(膝蓋骨)と太ももの骨(大腿骨)の噛み合わせの乱れや、お皿の下にある靭帯に負担がかかり、階段の昇降や曲げ伸ばしで痛みが出る状態です。
・半月板の損傷や摩耗
膝関節の間で衝撃を吸収している三日月形の軟骨組織(半月板)に亀裂や傷が入り、関節の引っかかり感やカクンと抜けるような感覚を引き起こす状態です。
医療機関では、炎症を鎮めるための湿布や消炎鎮痛剤の処方、関節の滑りを助けるヒアルロン酸注射、電気機器による温熱ケア、そして「太ももの前(大腿四頭筋)を鍛えましょう」という運動指導が行われることが一般的です。安静を保つ期間の目安としては、数週間から数ヶ月単位で様子を見ることが多いとされています。
もちろん、骨そのものに異常がないか、重い病気が隠れていないかを画像検査でしっかり確かめることはとても安心につながる大切なステップです。
しかし、「湿布を貼って筋トレをしているけれど、階段を降りるときの怖さがなかなか変わらない…」と立ち止まってしまう方が少なくないのも事実です。そこには、一般的な処置とは少し異なる「体のつながりの視点」が必要なのかもしれません。
一般的な処置と「少し違う」当院の考え方
当院では、膝が痛むからといって「膝そのものだけが悪い」とは考えていません。なぜなら、階段を降りるとき、体の中ではとても複雑で精巧な連携が行われているからです。
当院が着目している「痛みのメカニズム」と「体の連鎖」について、じっくりお話しさせてくださいね。
膝の奥で起きている「2つの痛み」の正体
当院では、お体の痛みを大きく「炎症性疼痛」「代謝性疼痛」「痙攣性(けいれんせい)疼痛」の3つに分類して見極めています。階段を降りるときに膝が怖くなるケースでは、主に以下の2つが深く関わっていると考えています。
① 代謝性疼痛(たいしゃせい とうつう):関節の潤滑油があふれてしまうサイン
膝の関節は「関節包(かんせつほう)」という袋に包まれており、その中には「滑液(かつえき)」という関節のスムーズな動きを保つ潤滑油が満たされています。
ところが、後ほどお話しする「ゆがみ」によって関節の噛み合わせがズレると、滑りが急激に悪くなります。体はなんとか滑りを確保しようと過剰に反応し、潤滑油を大量に出しすぎて袋がパンパンに膨らんでしまうのです(これがいわゆる『膝に水がたまる・水腫』と呼ばれる状態です)。関節の内圧が高まることで、階段のような強い負荷がかかったときにズキッとした痛みを生じさせます。
② 痙攣性疼痛(けいれんせい とうつう):筋肉のシステムエラー
「階段を降りるときに膝がガクッとなりそう」という感覚の正体は、実はこの痙攣性疼痛による筋肉の機能低下であるケースがとても多いのです。
筋肉は、神経からの電気信号(命令)を受け取って伸び縮みしています。そして筋肉が働くためには、「動脈」から新鮮な酸素と栄養を取り込み、使い終わった老廃物(乳酸など)は「静脈」に受け渡して回収してもらう必要があります。
筋肉の奥深くでは、動脈と静脈の毛細血管がつながり合い、網目のような「集合管」を作っています。心臓のポンプで勢いよく送り出される動脈に対して、静脈が老廃物を回収する力(キャパシティ)はとても控えめです。日中回収しきれなかった老廃物は、本来「ぐっすり眠ること」によって睡眠中にきれいに回収されます。
しかし、日々の疲れが溜まり、睡眠でも回収しきれなくなると、筋肉の中に老廃物が残ってしまいます。すると、その場所にある動脈も目詰まりを起こし、一部の筋線維に酸素と栄養が届かなくなって「お休み(機能停止)」してしまうのです。
お休みする筋線維が増えると、筋肉は神経からの命令を受け取るアンテナの感度(専門用語で『閾値:いきち』といいます)が鈍くなります。アンテナが鈍くなった筋肉は、とっさの時にパッと力が入らなくなってしまうのです。
💡 筋肉のお仕事バランス(100%元気なとき vs お疲れのとき)
【元気なとき(100%稼働)】
・体温を保つ(熱産生):20%
・姿勢を支える(姿勢保持):30%
・体を動かす(運動):50%
【30%の筋肉がお休みしてしまったとき(残り70%)】
命を守る「体温を保つ仕事(20%)」は絶対に削れません。
すると、残りのたった50%の筋肉だけで「姿勢を支える(30%)」と「体を動かす(50%)」の両方を頑張らなければならなくなるのです。
本来なら50%の余力を使って軽やかに体を動かせるはずなのに、余力が全くないため、残った筋肉線維はずーっとギュッと緊張して体を支え続けなければなりません。
常に筋肉が張り詰めて休まらない状態——これこそが「筋機能のシステム障害」です。この状態で階段を降りようとすると、体重を支えるための最大筋力が出せず、脳が「これ以上踏み込んだら危ない!」と判断して膝にブレーキをかけ、ガクッとする恐怖心や鋭い痛みを発生させてしまうのです。
なぜ「弱いから鍛える(筋トレ)」が逆効果になるのか?
「膝が痛いなら、太ももの筋肉を鍛えなさい」とよく言われますよね。ですが、いまご説明した状態を思い出してみてください。
すでに残りの50%の力で必死に耐え、パンパンに張り詰めている筋肉に対して、さらにスクワットなどの筋トレで負荷をかけたらどうなるでしょうか?
疲れ切った筋肉はますます酸素不足になり、さらに硬くこわばってしまいます。弱っているのではなく、「過剰に働かされすぎて疲弊している」のです。必要なのは、無理に鍛えることではなく、まず筋肉の緊張を解き、お休みしている筋線維を目覚めさせてあげることだと当院では考えています。
足首から股関節までつながる「身体のねじれ連鎖」
さらに、階段を降りるときに膝が悲鳴をあげる決定的な理由が「関節の連動」にあります。
平らな道を歩くときと違い、階段を降りるときは、体重の約3〜4倍もの衝撃が片足にかかります。この衝撃を逃すために、足首・すね・膝・太もも・股関節がバネのようにしなやかに連動しなければなりません。
ところが、もし日常の癖で「足首」にわずかな傾きや硬さ(ゆがみ)があるとどうなるでしょうか。
足首がうまく衝撃を吸収できないと、その上のすねの骨(脛骨:けいこつ)が内側に傾きながらねじれます。すねがねじれると、太ももの骨(大腿骨:だいたいこつ)との噛み合わせが狂い、膝のお皿が正常なレールから外れてしまいます。階段で鳴る「コキコキ音」は、許容できる角度を外れた関節がきしんでいるサインであることが多いのです。
さらに、グラつく膝をなんとか安定させようとして、今度は股関節やお尻の筋肉がギュッと固まり、体全体がガチガチに固まってしまいます。階段を降りるときに膝が怖いのは、膝そのものというよりも、足首から股関節までのクッション連鎖がうまく働かなくなっていることが大きな原因だと考えています。
神経筋リセット療法という「痛みの少ないやさしい」アプローチ
では、そのように過緊張を起こし、連携が乱れてしまったお体にはどうアプローチすればよいのでしょうか?
ひのくま整骨院では、バキバキと音を鳴らすような強い刺激や、グイグイと痛みを我慢させるような施術は一切行いません。「眠くなるほどソフト」と言っていただけるような、痛みの少ないやさしい手技療法(神経筋リセット療法)で、お体と丁寧に向き合っていきます。
「神経のスイッチ」をそっと整える手技
神経筋リセット療法は、リハビリテーションの世界で用いられるPNF(固有受容性神経筋促通法)の理論を土台に研究開発された、神経システムの調整を目指す手技療法です。
伝統的な柔道整復術が持つ2つの知恵を融合させています。
・関節整復(かんせつせいふく): 関節が本来持っているなめらかな動きの範囲を取り戻し、傾きを修正する
・筋整復(きんせいふく): 筋肉と関節の連携の乱れ(引っ張り合うバランスの偏り)を整え合わせる
強い力で骨を動かすのではなく、筋肉や関節の中にある「感覚受容器(センサー)」へ、ごく優しい刺激を届けます。
【感覚神経 → 脊髄・脳 → 運動神経 → 筋肉のつなぎ目(神経筋接合部)】という神経の回路(神経反射弓)に優しく働きかけることで、脳が「もう過剰に緊張して守らなくても大丈夫なんだ」と安心し、固まっていた筋肉のスイッチがふっと緩むよう促していきます。
電気機器に頼らず、手技だけで築く「良いサイクル」
当院では、電気をあてるだけの機械任せの施術はいたしません。最初から最後まで、私自身の手でお一人おひとりの皮膚の温度、筋肉のこわばり、関節のわずかな引っかかりを感じ取りながら手技を進めます。
優しい手技によって神経のアンテナが整うと、以下のような「良い循環」が体の中で巡り始めます。
【筋機能の向上】
↓ お休みしていた筋線維が目覚め、本来のしなやかさを取り戻す
【血管の集合管の再構築】
↓ 毛細血管の巡りがスムーズになり、滞っていた老廃物の回収と代謝が進む
【痛みを出す必要のない体内環境へ】
一時的に痛みを麻痺させるのではなく、血流や副交感神経の働きを助け、筋肉がエネルギーを正しく生み出す力(筋代謝力)を高めることで、あなたご自身の体が本来持っている自然治癒力を引き出し、「痛みを出す必要のない体づくり」を根本から目指していきます。
「階段を降りるときの膝」への具体的な手技アプローチ
今回のテーマである「階段を降りるときの怖さ・痛み」に対しては、膝だけを触ることはいたしません。
太ももの前でブレーキをかけている大腿四頭筋(大腿神経)、太ももの裏で支えるハムストリングス(坐骨神経)、そして着地の衝撃を最初に受け止めるすねやふくらはぎの筋肉(前脛骨筋・下腿三頭筋/脛骨神経)、さらにお尻の大臀筋や中臀筋まで、関係する筋肉と神経のつながりを一つひとつ丁寧に確認します。
足首(脛距関節)の偏りを整えて衝撃を逃がせるようにし、膝関節のねじれを整え、股関節との協調性を取り戻していきます。関節と筋肉が本来の仲良しな連携を取り戻すことで、階段を下りる瞬間に足全体がしなやかなバネとして働き、膝にかかる過度な負担がふわっと分散されるようサポートしていきます。
まとめ・ひのくま整骨院へのご案内
階段を降りるときの一瞬の怖さやズキッとする痛み。それは「筋力が足りないから」でも「年齢のせい」でもありません。体全体のバランスを崩しながらも、あなたを転ばせないように必死で支え続けてきた筋肉たちの悲鳴だったのかもしれません。
お体のサインに気づいてあげられた今日が、新しい一歩の始まりです。どうかこれ以上我慢を重ねず、あなたの大切なお体をいたわってあげてくださいね。
なぜ当院は「全身一律 7,000円」にしているのか
整骨院や整体院に行くと、「膝の施術で〇〇円、腰も気になるなら追加で〇〇円」といった料金体系を目にすることがあるかもしれません。
けれど、今日お話しした通り、膝の不安の裏には足首のゆがみがあり、股関節やお尻の過緊張があり、背中や首のバランスまで深くつながっています。
「本当は腰も見てほしいけれど、料金が上がってしまうなら言い出せない……」
患者様にそんな遠慮をしてほしくないのです。お体の気になるところを、お財布の心配をせずに何でも安心して私に預けていただきたい——その強い想いから、当院ではどこをどれだけ整えても料金が変わらない【全身一律 7,000円(税込)】とさせていただいております。
※現在継続して通院してくださっている患者様は、今のまま変わらず大切に施術させていただきますのでご安心くださいね。
※また、前回の施術から1ヶ月以上期間が空いた場合も、お体の状態を最初から改めて丁寧にお伺いし、全身をじっくりと見させていただきますので、いつでも安心していらしてください。
「まずは自分の膝の状態でも相談に乗ってもらえるのかな?」という確認だけでも大歓迎です。久喜市をはじめ、幸手市、加須市、鴻巣市、宮代町、杉戸町、白岡市、春日部市など近隣の町からも、たくさんの患者様がお越しくださっています。あなたがまた軽やかな足取りで、安心して階段を降りられる日を、心からサポートさせていただきますね。
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「ブログを読みました。階段の膝のことで相談したいのですが…」と、まずはLINEで一言メッセージを送っていただくだけでも大丈夫ですよ。Web予約カレンダーからは、アカウント登録不要で24時間いつでも空き状況をご確認いただけます。
【院名】 ひのくま整骨院
【所在地】 〒346-0012 埼玉県久喜市栗原2-2-7
【電話番号】 0480-31-7775
【施術時間】
・月〜金:午前 8:30〜13:00 / 午後 15:00〜20:00
・土曜日:午前 8:30〜13:00 / 午後 15:00〜17:00
【定休日】 日曜日・祝日












